ボストン駐在妻の1歳と楽しむ英語絵本

1歳児とボストン近郊アーリントンで駐在生活中。気に入った英語の絵本について。歌について。日々のアメリカ育児の記録とあわせて書いています。

The very hungry caterpillar/ はらぺこあおむし/ by Eric Carle

英語絵本は、原書で読むのが一番。

 

と、思う方もいるかもしれないけれど、

 

日本語翻訳版も素晴らしいものがあります!

 

むしろ翻訳版の方が良いのではないかと思う時もあるくらい。

 

日本語の擬音表現などとても味があると思う。

 

日本人だから感じるのかもしれませんが、笑。

 

以前紹介したエリックカールの「From Head to Toe / あたまからつまさきまで」も、原書もとても好きですが、翻訳版も素敵。

※以前の記事はこちら→From Head to Toe - ボストン駐在妻の1歳と楽しむ英語絵本

 

またPress Hereというお気に入り本があるのですが、日本では、詩人の谷川俊太郎さんが翻訳し、まるまるまるのほんというタイトルで出版されていて、タイトルからイメージが全然違います。

 

そんな訳で今回は、エリックカールの王道、「The Very Hungry Caterpillar / はらぺこあおむし 」の翻訳版に惚れたので紹介します。

 

実は、あおむしの赤い顔がなんだか苦手で読んだことがなかったのです。

 

原書と日本語版、両方借りて比べてみました。

 

日本語版の素晴らしさといったら、たまりません!

 

日本らしい、擬人化が盛り込まれ、

 

おつきさまや、あおむしに感情が吹き込まれ、活き活きと描かれているように感じます。

 

私のお気に入りの箇所。

 

一つ目、物語のはじまり。

 

「「おや、はっぱのうえに ちっちゃなたまご。」おつきさまが、そらからみて いいました」

 

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二つ目、後半、土曜日にたくさん食べすぎたあおむしのシーン。

 

「そのばん あおむしは、おなかが いたくて なきました。」

 

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そして三つ目、最後の部分。

 

「「あっ ちょうちょ!」あおむしが、きれいな ちょうに なりました」

 

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はあーと世界観にため息。

 

これが原書では、それぞれ

 

"In the light of the moon a little egg lay on a leaf."

 

"That night he had a stomachache!"

 

"he was a beautiful butterfly!" 

 

となっています。 

 

何だか印象が全く違いますよね?

 

元々おつきさまにも、あおむしにもお顔が書かれていますが、日本語版を読むと本当に感情があるようです。

 

日本語版では、

 

冒頭のお月さまのあおむしを見守る優しいお顔に和み、

 

泣くほどお腹痛かったんだなと、食べすぎうっかりなあおむしを愛らしく感じ、

 

最後は「あっ ちょうちょ!」と小さな子どもが美しい蝶に気がついて嬉しそうに指差したのだろうな、なんて

 

とても豊かな感情、想像がわいてきました。

 

翻訳されたもり ひさしさん、天晴れです。

 

最後の部分で、もう1人の登場人物を登場させてしまっている点など、秀逸です!!

 

翻訳ってこんな工夫ができるんだなと感動しました。

 

エリックカールの翻訳版は、いくつか図書館で取り扱いがあるようなので、ほかのたいとるも借りて見たいなと思います。

 

 ※はらぺこあおむしは、英語でも日本語でも読めるタイプもあるんですね。

  

英語でもよめるはらぺこあおむし

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Press Here: The Big Book (Big Books)

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まるまるまるのほん

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  • 作者: エルヴェ・テュレ,たにかわしゅんたろう
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2010/11/19
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